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超久しぶりに「バリ島系」ネタをば。
最近のウチのバンジャール(村/町内会?)では新商店(?)オープンラッシュのようです。 今迄はミニマートやビミョーそうな診療所、しょっぱいワルン(家の軒先でやってる小さい店/雑貨屋だったり、ちょっとしたお惣菜屋だったり)、後はガキ共の塾(ってゆーか、寺子屋?)しかなかったのですが。 クバヤ屋(バリの女性の正装。ぴったりぴったりボディーフィット系の衣装なんで、基本的には皆さんオートクチュール)が出来始めたのをキッカケに、その隣にビリヤード屋が出来た。(や、キッカケって、お互い関係無いけどね。) 初めは、え〜、こんなところで儲かんのかよー?って思ったけど。 ウチのバンジャールは結構ジャワからの出稼ぎ日雇い人夫が多いからか、夜、ヒマを持て余した(?)彼らで連日大賑わいなのだ! ちなみにビリヤードは、バリの男達の娯楽の1つで、結構、色んな所にビリヤード屋がある。 てか、田舎に行けば行く程ある気がするのは、他に娯楽が無いからでしょうか? 彼らはそのビリヤードで「賭け」をしてるので、もしかしたら闘鶏が禁止になった(表向き)のもビリヤード屋が流行る原因の1つかもしれん。(みんな賭け好きだから…) そんなダメ男達(?)の遊技場で味をしめたのかどうなのか。 その隣にゲーセンが出来た!(笑) …や、ゲーセンって言ってもね。 日本のゲーセンみたいのは、大きなスーパー内にある遊技場(デパートの屋上の子供広場みたいな所)の片隅に有るくらいで。 しかも死ぬ程古い日本のゲーセンのお古機がクタクタな状態で置いてあって。 それでもこっちのガキ共には結構な人気!(笑) ボタンとか油ギッシュでネトネトになってるのでヤル気もおこらんけど。 で、我がバンジャールのゲーセンですが。 家庭用ゲーム機(PSのパチもん。もちろんソフトもパチもん)とテレビが置いてあるタイプ(笑)。 や、これがバリの一般的なゲーセンなのだよ。 …それって、戦後の日本で、テレビが出始めの頃、どこかのお宅がテレビを買ったら、それを近所中の人が見に行く感覚に近しいものがあるように思うんですが…。 とりあえず、テレビ4台くらい置いてあって、いつも子供達(なぜか少年達ばかり)で賑わっております。 (これでいくと私なんて超贅沢。お家にゲーム機があって独り占めよ!(笑)) さて、大人の男達や子供達に娯楽を提供完了した後は、少年達(中学生から高校生くらい)が残ってしまいました。 そこに登場したのがバンドの練習用貸しスタジオです。 これもスタジオって言っても、ただの家、ってか、小屋、ってカンジだけど(笑)。 「スタジオってからには防音とかしてんのかなあ?」と、前を通りかかった時の私の素朴な質問に対してパパンのヒトコト。 「してるわけないじゃん」 …だよねー。 てか、建設(って程立派なもんじゃない)段階を見てたけど、フツーの家を作るよりテキトーだった気がするんで(笑)。 とにかくそのスタジオの前は虚ろなヤングで大賑わい。 かつてコンビニの前にタムロってたヤンキーのように、ワケも無く10〜15人くらいの少年達がグダグダしてます。 そう、我がバンジャールの少年達の間では現在バンドブームのようなんだな。 ウチの向いの坊ちゃんも例に漏れず張り切ってバンド活動をしているようで、こないだも近くのバレーボールコート(本当はバトミントンコートだったのにいつの間にかバレーコートに変わってた…)でホゲホゲ発表会をしていた。 あまりのアレさに、いたたまれなくて見なかった事、聞かなかった事にしてスルーしたけど。 おばちゃん、バンド活動にはちょっとウルサいよ?みたいな(笑)。 そういえば、最近、結構な頻度で、村の集会場でライブ大会(?)をやってる。 痛々しい程ヘタでハッキリ言って自慰バンドの発表会以外のナニモノでもないけど、それでも彼らが楽しいならそれはそれで。 (…たまには村のゴンクビヤールのチームの練習にも参加したまへよ?と密かに思うけど(笑)) ところで、先程から彼らを虚ろなヤング、と呼ぶのにはワケがありまする。 ジュン君(智ちゃんの旦那さんね)のバンドの出るイベントに行くと、10代の若者のライブ中の暴れっぷりが凄い事がある。 フラストレーション溜まってんなー、ってカンジ? バリ人にはレゲエが人気があるらしいが。 あのチャカポコまったりな音楽が好きなよには見えんのだよね(笑)。 パンクス系、コア系であれだけ若者が暴れる(本人達にはノリノリのつもりなんだろうが、何かが違う(笑))姿を見てると。 ウザいの通り過ぎて哀れな気分になる。 日本人はバリの平和でのんびりした雰囲気に「癒される〜」と言うが、住んでる人々(特に若者)にとっては、平和でのんびりなんて退屈なのかもしれない。てか、私だったら、だけど(笑)。 だからでしょうか?我がバンジャールのバンド君達もパンクス系、コア系が多い。 …勢いさえあればなんとなく「格好良くみえる(ような気になる)」から、技術の無いカレらは必然的にそーなるのかもしれんが…(笑)。 てなワケで、老若男 私がここ一連の新商店オープンにあたり、ちょっとこのバンジャールの人々を見直してるのは、ちゃんと「ニーズ」を考えて作ってる事。 そしてちゃんと店種がばらけてる事。 こっちって、だれかが儲かる商売をすると、その隣近所にわっさり同じ店を作るのが多い。 お客としてはまあ、その地域に行けば同じような店が並んでるので「専門店街」みたいで便利かもしれんが。 そこで最初に商売を始めた人にとってはたまったもんじゃないだろうなあ、と思う(笑)。 人と同じ事が嫌いな私にとっては、ナゼ彼らが「同じ店」を作るのか理解出来んのだ。 まあ、専門店街状態になったとしても、それをウリに客を集め、競争が熾烈になり、他の店には無い商品も揃ってます!みたいに「自店オリジナル」を競ってくれんなら良いけど。 どの店もホント、殆ど「同じ」ものしか売ってない!(笑) A店に無い物でも、B店には揃ってる、ってんじゃなく、A店に無い物は、B店も無い、みたいな。 意味ネーじゃん!ってカンジなんだよね。 「これだけ同じような店が並んじゃってるんだもの。他店には無い特別なセールスポイントを打ち出そう!」っていう努力も無く、ただただひたすらダラダラやってるように私には見える…。 あ、客引きだけは強引な程やるかも(笑)。 だから、ウチのバンジャールのビリヤード屋が超繁盛してても、同じビリヤード屋が出来るのではなく、「娯楽性」に着目して違うタイプ、違う層の「娯楽」屋を作ってるのに「やるじゃん!」って思った。 …まあ、そこまで深く考えてないのかもしれんし、オーナーが同じなのかもしれんけど…(笑)。 PR |
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