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【2024/12/28 13:21 】 |
車上荒らし(?)にあいました。
や、こーゆーのを車上荒らし、というのでしょうか?
えっと、えっと、どこからどう、説明したものか。

とにかくですねえ。
車の助手席においてあったオカンのバッグが盗られたんです。
まあ、近隣のバリ人と、通りすがりのOGとそのカノジョのおかげで
奇跡的にバッグは戻って来たんですけどね。

さて、ここで問題なのは、なぜ私がそれを「車上荒らし」と呼ぶのに躊躇うのか?
それは、そこに私が居たから(゚Д゚)ハア?(笑)
車上荒らしって、なんとなく、止めてある無人の車の窓ガラスとかを割って、
中においてある物とか盗んでいく、ってニュアンスじゃん?
てか、ニュアンスじゃなくて、そーゆーモノでしょ?

かといって、「強盗」って訳でもない。
だって、私は何も危害を加えられなかったし。
ただ目の前で(私は後部座席に座ってた)おっさんが鞄を持ってくのを見てただけ。
さあ、ここだけ読むと、「(゚Д゚)ハア?オマエ何してたのよ?!」
と、お思いでしょう。
ふっ。私もホント、そー思うよ。


まあ、聞いてくださいよ。状況を。

まず、その時はヨガの帰りでね。
真っ昼間の2時ぐらい。
ヨガの前にはインドネシア語があり(同じ場所で)、
昼飯を食べてないワシらは、サヌールにある中華屋さんのテイクアウトをしようと
思っておりました。

オカンがそのお店に注文に行き、ワシとオトーさんは、
車の中で待っていた…。
が、注文の品があがる迄、ちょっと時間もかかるし、
暑いひなたに車を停めとくと車によろしくないので、
お父さんがすごく小さい木陰を見つけ、そこに駐車しました。

ちなみに、その中華屋さんってのは、4〜5軒の商店長屋みたいなカンジの一角にあり、
コンビニやちょっとしょっぱげなオープンカフェとかが一緒にある。
そして、商店長屋の店先全体が共同駐車場になってる、ってカンジなんだけど。
中華屋さんはその長屋の真ん中ぐらい。
木陰は商店長屋の端っこの方。
って、いっても、その中華屋まで歩いて数歩、ってカンジだけど。

その駐車したところには元々バイクが停めてあったんだけど、
お父さんはギリギリぶつからない程度に幅寄せして、なんとか日陰を確保したんだ。
そのバイクはちょうど私が座ってる真横にあるカンジで、扉も1cmも開けられない!
ってくらいのギリギリさ。
かろうじて、お父さんは出入り出来るってカンジでした(私は運転席の後ろに座ってた)。
「わー、お父さん、こんなギリギリで大丈夫ぅ〜?
 このバイクの持ち主来たら、絶対動かせんよ?」とか言ってたんだ。
「持ち主が来たら、車動かせばいいだろ?」と、お父さんが言ったので、
それもそうだね、と、そのままになったんです。

ここで、道路向かいにやけに実がタワワになってるヤシの木が!
「わー!あんなに実がなってるヤシの実って見た事無いかも!」と、
例のごとくお父さんは撮影に出動(笑)。
私は「この暑い中、よくやるよ(゚Д゚)y─┛~~」と、車の中で
のんきにタバコを吸っておったワケですが…。

オトンはそのまま注文した品の仕上がり状況を確認しに店の中に入って行った。
(ってのは、後で発覚したんだけど(笑)。
 いちいち、カレの行動を見張ってるワケじゃないからね。
 私の中でのカレはそこら辺の店の前でぶらぶらしてると思ってた。これも後から考えるに)
その間、車のクーラーは点けたまま。つまりエンジンかけっぱ。
って、いうのも。
インドネシア語の時、オカンは同じ教室に来てる日本人のおじさんから
お刺身を買っていたので、冷凍されてはいたけど、帰る迄に傷まないように、
って心配だったので、クーラーかけっぱだったのです。

と、アタシがのんきにタバコを車内で吸ってるところに、知らないオヤジが近づいて来た。
うちの車にぴったり寄って来たので、
てっきり私はバイクの持ち主なんだと思い込んでしまった。
(まあ、ここら辺が「気持ちが緩んでる」証拠なんだけどね。)
まさか、ドロボーだとは、これっぽっちも思わなかったんだよね。
実際、自分が車に乗ってるワケだし。
しかし、オヤジがいきなり、運転席のドアを開けるじゃないですか!
(゚Д゚)ハア?と、思ったが、それでもまだ、
「もしかして、このバイクを出す為に、エンジンかかったままの車だし、
 勝手に動かそうとしてるの?」
くらいに思ってた(笑)。
もちろん、そんなの許されねーだろ!人の車!と、
「ちょ、ちょっと、ちょっと!!!」って言いましたよ。
でも、この「ちょっと、ちょっと!」は、私的ニュアンスは
勝手に車運転するつもり?!って、カンジだからさ。
なんていうの?人が乗ってるって分かれば、
「あ、人が乗ってるなら、ちょうど良かった。
 車動かしてもらえます?」と、言われるかと思ったわけよ。

しかし、カレはそのまま、運転席から上半身だけ入り込んで
サッ!と、助手席にあったオカンの鞄を掴むとそのままドアも閉めずに逃走!
私は勝手に上記のようなシナリオを書いてたもんで、
一瞬呆気にとられるよね。
てか、まさか、私(人)が乗ってる車から、しかも目の前でモノを盗られる、
なんて、想像もしないからさー!
スリとか置き引きとか、「知らない間に」ってのが普通なワケで。

しかしアレね。
人って。
いつもはガンガン毒舌吐くマシンガントークでも、
とっさに、言葉って出ないものですね。
出るのは
「ちょっとーーーー!ちょっとーーーーー!!!」です(笑)。
そりゃあもう、声が枯れる程。
叫ぶのは「ちょっとーーー!」だよ?
情けなしっ!!

すぐに我に返り、車から飛び出そうにも横には1cmもドアを開けられない程に
ぴったり停まってるバイク。
しかも、まったり、タバコを吸っていた私のその時の姿勢といったら、
座席の上にあぐらをかいて、膝の上には灰皿!!(笑)

「ちっ!」
と、タバコ片手に、座ってたのと反対側の扉からとにかく車の外に飛び出すも、
ほら、座席の上で胡座かいてたわけだから。
裸足ですよ!
でもおかまい無しで、飛び出した!
「ちょっとーーー!」と相変わらず叫びながら!(笑)
「お父さーんっっっ!いったい、どこいっちゃってんのよっ!」とか(笑)

騒ぎをききつけ、商店長屋の人々も何事?!とみんな出て来た。
そこで初めて、「鞄盗ってかれたのっ!」と訴えるも、
その時、盗人オヤジの姿は無く…。
我に返れば、カンカンに晴れた真っ昼間のアスファルトの上はそりゃあもう熱い!!!
(てか、今も足の裏がシクシクしてるカンジよ!)
そして、日なたも暑いっっ!
とにかく、サンダル履こう!と、シオシオと車に戻りました。
…その時の車内といったら。
私が座ってた所にはひっくり返った灰皿と灰が…(笑)
なさけな〜〜〜〜い気持ち一杯に手早くお片付けしたのでありました。


この時、とっさに世話好きなバリ人ならでは、だと思うんだけど。
何人かがすぐにバイクで追いかけてくれた。
でも、この時点で、すでに私ら家族は「戻って来ないな…」と諦めモードだったんだ。
心の中でね。
でも、みんなが「どんな人だった?」
とか、「背は高かった?年齢はどれくらい?」とか聞いてくるから、
あのね、あのね、年はこれくらいで、とか、一生懸命説明した私でした。
中華屋さんの姉ちゃんには
「そーゆー時は『マリーーーン!』って言わなきゃ駄目だよ!
日本語だったから一瞬、何言ってるんだか分からんかったよ」と言われた。
や、確かにそうなんだけど(笑)
とっさに出て来ないさ!
日本語でだって、ドロボーー!とか出て来なかったもんね(笑)
私の叫びに、店の中に入り込んでテレビを見てたお父さんもお母さんも
飛び出して来たが、いったい何があったんだ?と右往左往してたから(笑)
インドネシア語とか日本語の問題でなく、
私が落ち着け!って話よね f(^-^;

そんなこんなで、ざわざわしてると、
そこに謎のOGオジーさん(←早口言葉?)がバイクで寄って来た。
OGの英語を壊滅的に理解出来ない私は、ナンパされてんのか?とか
幸せ回路発動してとんちんかんな英語を返していたんだけど(笑)
その後すぐに、インドネシア人のネーちゃんが、
最初にバイクで飛び出して行った人の後ろに乗って登場。
「これ、あなたのバッグでしょ?」と持って来てくれたのだっ!

「え?あ!そうなの!有り難う!!!なんでなんで?」
ってカンジなんだけど。

結局、何があったか、っていったら、ちょうど盗人オヤジがウチの車から
鞄を持って逃走したモロ現場を通りすがりに目撃した、
そのOGとそのバイクの後ろに乗ってた姉ちゃんが追いかけてくれたのだったよ。
運良く、オヤジはバイクとかで逃走してた訳じゃなかったので、
そこら辺で、鞄を捨てて財布だけ盗って行こうと思ってたらしき、
しゃがみ込んで鞄の中を物色してた所を、姉ちゃんが、大声で「ドロボーよー!」
と、叫んで、回りの人が捕まえてくれたので、鞄が戻って来た、と。

バリ人は「おせっかいだなあー!」と思う事もあるが、
やっぱこーゆー時の結束力には、シミジミありがたいなあ、と思うし、
温かいなあと思いました(笑)

それにしても、盗人オヤジは、近くのヴィラかなんかのセキュリティとかに
取り押さえられ、近隣の人々からボコられたようだが。
肝心のその盗られたバッグに入っていたモノといえば、
オカンのインドネシア語のお勉強教材と、ヨガの時使った汗臭ーーいタオル(笑)。
オカンも、もし戻って来なかったとしたら、何が残念だったか、って
自分で作ったばっかのパッチワーク筆箱くらいだったらしい。
確かに戻って来たバッグの一番上にはパッチワーク筆箱があった。
物色して、財布らしきものはそれしか無く、開けてみたら鉛筆とかペンだったわけだから、
オヤジも(゚Д゚)ハア?ってカンジだったかもしれん(笑)。

9〜10月はテロの危険が高まる月間。
そして来月末はイスラム教のお正月。
その前の1ヶ月間は断食期間だし。
犯罪者が増えるんだよね(良いお正月を迎える為にお金が必要
てか、良い正月を迎える為に悪い事するって、どうなの?(笑))。
とりあえず、今回は幸い、モノもとられず怪我もなかったが、
弛んだ警戒感を引き締めていかなきゃね。

そして…
きっと、あの界隈では、1週間くらいは
「ちょっとーー!」しか言えなかったオバカな私のネタでみんな盛り上がるのかも…。
ちょっとブルー。
その姿はきっと「サザエさん」も真っ青だっただろうよ。とほほ。

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【2006/09/13 22:15 】 | BALI / INDONESIA 系 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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