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【2025/01/14 21:19 】 |
大葬式に行った。
今日は頑張って早起きして、家族でサヌールまでお葬式を見に行きました。

って、言っても、知り合いのではありません。
会った事もなければ、名前も知らない人の葬式です(笑)。
が、とりあえず、サヌールの知り合いから、バリでも最大級の葬式があるよん、
と、聞いたので、見学に行ったのです。

前に本で、世界中で唯一バリは、遺族や関係者以外にも普通にお葬式を公開してる、
と、読んだ事がありますが、まさにその通り。
(まあ、一般公開もなにも、バイパスなんて大通りも、全車をストップさせて
行列で火葬場まで行進したりするんだもの。見るな!と言われても見えちゃうけどね)
しかし、見るだけじゃなく、写真も「どうぞどうぞ!是非撮って!」
くらいの勢いですから。
やっぱり、開かれたお葬式なんです(笑)。

さて、そんなわけで。まったくの無関係のワシらでも見学自由のこの葬式。
なんでも、今回死んだおじちゃんは、
サヌールの大地主で、カーストの位も高く(王族とかいってたかな?)、って、なると、
葬式もそれはそれは盛大です。
以前、やっぱりウブドの王族のおばあちゃんが死んだ時も、「今世紀最大」といわれる
大葬儀が繰り広げられたんだけど、それは残念ながら見逃したので、
それと同じ位の規模の葬儀だという今回は絶対見逃すまい!と、
朝の7時半から出かけて行きました(笑)。

ところで、バリの宗教はヒンドゥー教なので、死は悲しいものではなく、喜ばしいもの、
という考えから、葬式も大変賑やかで派手です。祝い事ですからの。
(色々なしがらみとかから解放され神様の元に行ける…。よかったね!
今までお疲れさまでした、って考え方)
大きな葬儀は支度が整うまで4〜5ヶ月かかるそうです。
それは、これから紹介する写真でもお分かりかと思いますわ。
(その間、死体はガッツガツにホルマリン投与(笑))

以前、日記の方に書いたと思うが、バリは善くも悪くもバンジャール(村/地区)単位の
結束をとっても大切にしている土地です。
冠婚葬祭の全てをバンジャール一丸となって執り行うのです。
しかし、今回のおじちゃんは、大地主&王族と言う事もあり、
自分の所属するバンジャール以外からも近隣のバンジャールの人々が
借り出されたみたい。
そして、大きな葬式には付きものの、便乗葬式もあるので、ただでさえ大きい葬式が
パワーアップする、という仕組みなのだ。

ちなみに便乗葬儀とは…。
本来、葬儀にはかなりお金がかかる。
まず、お手伝いに来てもらうバンジャールの人々に集まってもらわにゃならんし、
その彼らや、弔問、葬儀に参列してくれる人へ
振る舞われる食事(何日も儀式が続く)とか、
棺を収める神輿を作ったり等々…。
だから、お金の無い人は、いったん、死体を火葬場に埋めといて、お金が貯まったら
死体を掘り起こして葬式をしてるんだけど。
今回みたいに、でかい葬儀(カーストの高い人やお金持ち)がある時ってのは、
その人達が金払って人を集めてるので、
「すいません、ウチもついでに」ってなるのです。
まあ、金銭面だけの問題じゃなく、カーストの位の高い人と一緒、というのは、
なんていうか、縁起が良い(死んでるのに縁起が良いもなんもないが)てか、
なんていうの?
とにかく、イイ感じなんじゃん。上手く説明出来ん!

で、今日の葬式の事。
朝、早くから出かけて行き、まずは出発前の葬儀用の神輿とかが置いてある所に行き、
今日のスケジュールを確認。
大名行列ならぬ葬式行列の通るルートや終着地点でもある
火葬場となるサヌールのビーチサイド(笑)の火葬場近くの
ベストポジションと思われる所を探して待機した私達でした。
(焼かれた骨はお供え物と共に海に散骨するから、
火葬場は直ぐ散骨出来る海の近くが多い)
葬式自体は12時に行列が出発、って事だったんだけど、
とにかく、凄い量の行列になる、って聞いてたから、
早めに動いてないと、車が全部ストップされて動けなくなるもんで。
その後は行列が来るのを待つばかり、と、近くのカフェで朝ご飯とか食べながら
ゆっくりまったり待ってました(笑)

↓そしていよいよ、行列がやって来た!
葬式行列
お供え物を乗せた神輿、悪霊払いのハリボテの人形等々、色んな神輿が次々と来ます。
これらの担ぎ手以外にも、お供え物を運ぶおばちゃん隊、
バリの昔の民族衣装(原始的っぽい)を来たおじさん隊、
色々なところから届いた花環を持つ子供隊、
そして、鼓笛隊ならぬ、ガメラン音楽隊、
それに葬儀に参列する恐ろしい数の人々等が永遠と思われる長さで続く(笑)。
以下、写真をクリックすると大きな写真が見れます。

葬式
遺族で高齢のおばあちゃんたち。
早苗ちゃんとミヨさんが乗ってたような神輿で登場(笑)
担いでる人達とか見ると、なんか逆ハーレムなクレオパトラ?ってカンジ?

葬式
このハリボテの牛は何のシンボルなのか知らんが、王族の葬儀には必ず居る。
大きさに注目して下さい。
ハリボテの牛のお神輿に乗ってるおっさん達と較べると
どれだけ大きな神輿か分かります。
そして、かなりの人数で担いでます。
暑いので、消防車2台が出動して、散水してます(笑)
(こんな事に消防車使っていいんか?ってカンジだよね。さすがバリ(笑))
大きいだけにかなりの重さもあるので、若い衆が威勢のよいかけ声とともに、運びます。
お神輿担ぐのがライフワーク(?)の早苗ちゃんの弟なんか、
か・な・り、ときめくと思う(笑)。

葬式
そしてこれが棺となる神輿。
どれだけデカい(高い)かは、これまた、よーく見ると
上の方におじちゃんがいますので、
そのおじちゃんの大きさと対比してみて下さい(笑)。
神輿だけで8m近く、担ぎ上げるので、高さは9mを超します。
(普通はそんなに高くない。せいぜい3mくらい)
それだけ高いので、電線などに引っかかるおそれもあるので、
神輿の前には長ーーーーーい竹竿を持った兄ちゃんが2人位いて、
ヤバい電線はそれでグイっと上に押し上げて神輿は通ります(笑)。
今日はプラス、電力会社の電線とかを直す時使う車(リフトが着いてるやつね)
も出動してた(笑)。
そして、予め、邪魔になりそうな街路樹も道路に迫り出てるのは切り落とされます(笑)。
(今回、かなりの街路樹が切り落とされたみたい。
道路に面してる方がばっすり切られてた(笑))
そんな高い所にいるおじちゃんは喪主。
…喪主も楽じゃねえ(笑)。
そしておっちゃんの横、上の方に白い塊がニョキっと突き出てますが、
そこに遺体が置かれてます。
こんな高いところに、遺体やおじちゃんを乗せるのですから。
飛行機のタラップのようなモノも作られてます。
もちろんコレも神輿状態で担いで移動可(笑)。

調子に乗った私は、やーーー!ってみんなにくっついて、
火葬場の前まで行ったんだけど(笑)
あまりの人の多さと暑さに、マジで吐きそうになり、途中でしおしおと引き返しました。

余談。
帰りにパパイヤという日本食スーパーに寄ったら、知り合いに会ったんだけど。
「どうしたんすか?ミヤさんがこんな真っ昼間っから外に出てて!」と驚かれた(笑)。
そんなアタイが、葬式の列にくっ付いて歩いたなんて、自分でもビックリ!
でもそれだけ、葬式なのに心躍る大大行列でした(笑)。
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【2006/06/15 23:52 】 | BALI / INDONESIA 系 | 有り難いご意見(2) | トラックバック()
<<し、信じられん!!!! | ホーム | ブラジル人のみや路です!>>
有り難いご意見
コレコレ!!
そうそう!見てみたい葬式はコレなのよぅ!
このハリボテの牛をナマで見たいーー!
位が違うと神輿の大きさとか、やっぱ全然違うんだねぇ!
ウチの家族はみんな興奮すると思う(笑)
ハリボテの牛の背中をパコッと切って、
遺体を入れて焼いてなかった??
あぁ、見たい…
よしっ!今度は絶対、バトゥール湖の風葬を見に行こーー!!
【2006/06/16 01:09】| | 早苗 #2ab2633d18 [ 編集 ]


アタイも行きたいんだ!
なかなか難しいかもよ。
カースト高い人が死んでくれるの祈るっきゃないよ。
早苗ちゃんが来る時に。
…なんか不吉なカンジだけど(笑)。
遺体を焼く所はさあ。
あまりの人の多さに見えない、のと、
暑いので倒れそうになって断念しちゃって見てないの(泣)。
そして、バトゥール湖の風葬まだ見た事ないんだ。あたしも。
今度、早苗ちゃん来た時は、あたしも行くー!(笑)
【2006/06/16 19:34】| | みや路 #576cbb898c [ 編集 ]


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