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【2024/05/18 22:47 】 |
在日国という国の人…?
PCのハードディスクがクラッシュしてデータの救済待ち(外注に出してる)の間、ぽっかりと時間が空いてしまってたので久しぶりにブログを書いてみようと思って書いたものを、最近またさぼり気味だったのでアップ。
ちょっと気になる記事を見つけたので…。
 
サッカー選手チョン・テセの本当の国籍は?
~「私の母国は日本ではありません。'在日'という国です。」


「私の母国は日本ではありません。日本の中にもう一つの国があります。それが'在日'という国です。北朝鮮でも韓国でも日本でもない'在日'という国が私の母国で在日人という存在を広く世界に向かって広報することが自分の生き様の主題でないかと思います。」

韓国国籍の北朝鮮国家代表サッカー選手、鄭大世(チョン・テセ)選手の言葉だ。驚くべきことに彼は自分の母国は北朝鮮でも韓国でも日本でもないと言う。'在日'という国は地球上に存在しない。
地図にもない。在日韓民族サッカー選手たちの話を扱った「私たちが見なかった私たちの選手たち」という本で彼は「自分が活躍して'在日'の存在を広く知らしめることにやりがいを感じる」と話す。
「ゴールこそ自分の存在を世の中に知らせる最善の方法」ということだ。

チョン・テセの国籍は韓国だ。多くの在日人のようにチョン・テセは日本では外国人だ。日本に在留する外国人らは'外国人登録法'により外国人登録しなければならず、在日韓民族は国籍を朝鮮や韓国と表記する。日本は北朝鮮と公式に修交していないため北朝鮮国籍は認められない。
(中略)
チョン・テセの父は韓国国籍の在日2世、母は朝鮮国籍の在日2世だった。チョン・テセは父の国籍を受け継いで韓国国籍になった。多くの在日人が日本に帰化したがチョン・テセの両親は彼が差別に打ち勝ちながら在日人として生きていくことを願い、民族学校に入学させた。チョン・テセは「日本で少数者として生きていくために必要な揺れない軸や信念を学校で習った」と話す。
(中略)
チョン・テセと安英学(アン・ヨンハ)は存在それ自体で分断の痛みを表わす。多くの在日人は韓国も北朝鮮でもない一つになった朝鮮を夢見る。だから彼らは日本に帰化せず、無国籍者扱いを受けながら「ザイニチ(在日)」として残ることに固執する。朝鮮国籍か韓国国籍かは彼らにとってそれほど重要ではない。彼らはかえって韓国と北朝鮮の体制を否定する。彼らは「在日」というアイデンティティを宿命のように受け入れ、黙々と差別と冷遇を耐え抜きながら喜んで橋渡し役として生きていく。

残念なことに16強進出に失敗してしまったが韓国と北朝鮮のどこにも属さず、どこにも属することを拒否した「私たちの」選手たちは60年受け継いできた南北対峙局面に疑問をだかせる。体制と理念は異なるが南と北、そして在日人を「私たち(ウリ)」でくくることはどうだろうか。いつまでこの消耗的な停戦状態を継続するべきか。いまだに戦争を叫ぶ人々はチョン・テセの涙の意味を見てとらなければならない。


イ・ジョンファン記者

ソース:メディアトゥデイ(韓国語) チョン・テセの本当の国籍はどこか~[書評]私たちが見られなかった私たちの選手たち
http://www.mediatoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=89227


このチョン・テセ君の考え方、どう思う??

私自身も昔、自分の属する場所について、実際悩んだ事があるから、カレの考え方に結構考えさせられるモノがある。
考えさせられる、といっても、今この年になっての考え方では、カレの考え方に賛同出来る、という方では無くね。

とりあえず、このチョン・テセという選手を知らない人の為に簡単に解説。
カレは名古屋生まれの在日コリアン3世、25歳。
在日2世の韓国籍の父親と、在日2世の朝鮮籍の母親の間に生まれ、カレ自身の国籍は韓国。
朝鮮籍のオカンの方針で、 小、中、高と朝鮮学校で学んだ為、北朝鮮への愛国心はおのずと育まれていった。
現在Jリーグの川崎フロンターレに在籍。活躍している。
在日という不確定な存在のカレはパスポートの取得が難しいのか、テセのオカン曰く「宙に浮いている難民の状態」。
そんな中、在日朝鮮人蹴球協会の働きかけなど紆余曲折の末、本人の強い要望をFIFAが受け入れ、北朝鮮選手として認められ、北朝鮮がパスポートの発給を許可したことで、今ワールドカップにおいて、念願の北朝鮮代表として出場という特例が認められたそうな…。
初戦のブラジル戦では、試合開始前の両国選手が整列して国家が流れるところで、号泣して話題に。
泣いた理由は「自分が背負って立てる国は1つしかない(それが北朝鮮)」としみじみ思ったからだそうで。
(号泣の詳細はこちら:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1276690853/

とまあ、これだけの苦労があって愛する北朝鮮の代表としてワールドカップに出れたのだから、まあ、嬉し泣きするのはいんだけど…。


それまでの人生の半分をインドネシアで暮らしていた私は、アメリカという日本でもインドネシアでも無い国に行った時、自分の帰属する「国」というのをコトある毎にとっても意識させられた。
確かにその当時の私は、インドネシアに住んでる間は、「インドネシアに住む日本人」という、テセの「在日人」じゃないが、一つの国に属さない人種のような考え方で暮らしていたように思う。
だから、日本に一時帰国しても1ヶ月以上日本に居ると、精神的に疲れて、ホーム(インドネシア)シックに陥ったりしてた(笑)。
これって、自分はインドネシア人では決して無いけれど、でも純粋な日本人ともちょっと違う、的な、勝手にオリジナルな国籍というか存在を自分に当てはめて自己満足にひたっていたからだと、今にして思う(笑)。テセ的に言えば「在イ人」?(笑)
(今は日本人として別の国にお邪魔している、的な考え方だけど)

このオリジナルなミックス国籍的感覚を自分のアイデンティティに、新しい、なんでも良いよね、例えば私だったらデザインのスタイルを提案するとか、創作物や考え方的なモノを発信するってのはアリだと思うし、面白いと思う。
はたまた、両国の感覚を知ってる者として、通訳や交流の橋渡し的なコトをするのも良いでしょう。
でも、国際的なお約束としての「国籍」は簡単にはどうこう出来るものでは無い。

『私の母国は日本ではありません。日本の中にもう一つの国があります。それが'在日'という国です。北朝鮮でも韓国でも日本でもない'在日'という国が私の母国で在日人という存在を広く世界に向かって広報することが自分の生き様の主題でないかと思います。』
とテセは言うが、じゃあ、“在日人”という存在を広く世界に知らしめたら、どうなるっていうのか??
みんな、好き嫌い関係なく、自分の帰属する国があり責任を持たされているワケで。
在日人だけそれが無くても許して、とか?
カレが何をしたいのか、よくわからない…。
だいたい、「在日という『国』」って言っちゃってるじゃん!
つまり日本の中で勝手に国を作っちゃってるってコト?!(笑)
結局は自分的に都合良くしっくりくる帰属する国が欲しいってコトなら、日本の国の中にじゃなく、未だ誰も発見していなくて所有権の無いどっかの島でも見つけて「在日国」を作れば良いじゃん!!!
どの国の人もどこかしら自分の国に対する不満はあるけど、生まれてしまった国は選べないので我慢している部分はあると思う。
それを含めて「国を背負って立つ」というコトにもなる。
テセみたく、普段はのほほんと日本に住んでて、都合の良い時だけ「国(北朝鮮)を背負って立つ」ってのは、北朝鮮で大変な思いをしてる人からみても、義理人情を重んじる日本人気質からしても、理解され辛いと思うんだけど…。

もしカレがこの「在日人アピール」で出来る事といったら、この半端な存在を作り出している韓国と北朝鮮の長い長い停戦状態をなんとかしよう!という問題提起なんだと思う。この記事の記者の人が最後に書いてるように。
が、記事内のカレの言葉からはそんなメッセージを私は受け取れないんだよね…。
悲劇の主人公気取ってないで、さっさと出来る事やって、世界中の一人一人と同じ「帰属する国」を確立したまえよ、と。
カレこそが正に、自身でも言ってる「自分が活躍して'在日'の存在を広く知らしめること」で多くの人に訴えられる存在であり、普通の在日人には出来得ない事じゃないのかしら?
在日人やら在日国なんて、許されざる都合の良い存在を訴えるんじゃなく、祖国統一なり終戦なり、もっと現実的なコトにそのネームバリューを使いなよ!(笑)
結局はどんなに言葉を飾ろうと「宙ぶらりんというネガティブなイメージの存在を、一般の人には許されない美味しいトコ取りアザ~ス!を許してねん!」と言ってるようにしか思えん!(笑)

実はカレはちょっと前に英プレミアリーグ“ブラックバーン”の入団テストを受けていたらしい。
が、「二重国籍が問題で職業ビザが出ない可能性が高いと判断され、契約に至らなかった」By関係者
だそうで。
…2重国籍?!?! 25歳でもまだ2重国籍ってアリなの?!ってのにビックリなんだけど(笑)。
自分のサッカーの実力を遺憾なく発揮出来るかもしれない場所を潰しても固執する程、その「在日人」という立場は重要なものなのか?私にはとっても疑問。
いくらがんばっても、国際的に無国籍が受けいられる事は無いのだから。
日本でのみ何故か許されてる特異な2重国籍だから。海外には普通に受け入れられない、ってね。
結果出てんじゃん(笑)。

しかし…。意地悪な見方をすれば。
北朝鮮より遥に安全で豊かな日本に住み、韓国籍であるから普段は韓国のパスポートを使い海外へ。でも在日というコトで普通の韓国人のように徴兵にいかず、今だ停戦状態の(韓国籍の人にとっては)敵対国である北朝鮮代表に嬉々として選ばれ、大敗した祖国のチームとチームメイト(ちょっとした失敗でも命取りかも?!な国に住む人々)を尻目に欧州への移籍を望む…。
どんだけ自由人なのさ?!(笑)
せっかくワールドカップに出れるくらい強くなってきてる北朝鮮サッカーをもっと強くする為に、愛する祖国に戻って鍛え直そう!という発想は…無いよね、まあ(苦笑)

今回の北朝鮮代表としてのワールドカップ参加も、周りの人の多大な協力で実現したけど、結局は「日本で生まれ育ったけど『北朝鮮という国』に属する人」として参加してるワケで。
決して「在日人」として世界の人は見てないし、いくら声高に訴えても理解もされんだろうよ。
それに早く気がつかない限り、世界に羽ばたけるかもしれない、せっかくの自分の将来の可能性を潰してしまうと思うんだけどな。
特にアスリートはよっぽどのコトが無い限り、“定年”が早いんだから、今の1年1年って重要なのに…。

『朝鮮国籍か韓国国籍かは彼らにとってそれほど重要ではない。』というならば、どっちでも好きな方をテキトーに選んで、その下で、自分のオリジナルなアイデンティティを発信していけば良い。
ま、よっぽどソレ系に興味が無い限り、みんなスルーだと思うけどね…(苦笑)。
だって飛行機が発明されて、世界が狭くなった今、世界中でハーフやクォーターといった、物理的にいくつもの国の血を受け継ぐ人や、親の仕事の関係等で生まれも育ちも海外に住んでて、感覚的にその国の精神を受け継いでる、なんて人は沢山いるワケで。
その人達が一々、在米だ、在イだ、在独だ…のと、それに対して特別な人種や国家を主張し、特別な対処を求めたらどうなるのだ?!
(実際、ヨーロッパの方では気軽に移民を受け入れた結果、↑これに近しい状態にはなって、今更ながらかなり困ってるようだけどね(汗))

ナニ人であろうと、その国以外の国籍の人は皆、外国人。
それが在日国とやらの国の人であろうとね(笑)。
それをいい加減自覚しなきゃねえ…。生き辛いのは自分だけだよ。
3世代にも渡って外国で暮らしてて、まだそんな割り切りも出来んのかよ!
きっとそんな簡単に割り切れるもんじゃ無い!って彼らは言うのかもしれんが(笑)。
私もアメリカに居た時、それまでの人生、インドネシアで生きてる方が長かったので、普通に「日本人」と言われても、なんとなーく違和感があった。
だから「まあ…日本人って言っても、インドネシアに長く住んでたから、あまり日本人って感覚が無いんだけどね…」と、言ってみた事もあったけど、相手には「親も日本人、パスポートも日本。じゃあ日本に帰属するんじゃん!とりあえず変わった日本人、ってだけで、君の最終責任を取ってくれるのは日本国じゃよね?」と、それが当たり前のように言われた(笑)。
そしてアメリカに2年間住んでいて自然と至った考えは、何をどう言おうと、外国人から見れば私は「日本人」であり、たとえインドネシアで育とうと、単に「インドネシアで育った『日本人』」。だから彼らは私に「日本をミる」。ならばちゃんと日本人として自覚できるように日本の事を知らなきゃ!というコトだった。
ハタチの私でも割り切れるんだから。テセやその家族、いや、テセ家族だけじゃなく、在日という存在にある韓国人/北朝鮮人も、そろそろ自分の帰属する場所(住む場所とかというコトだけではなく心の拠り所的な意味でもね)を決定して、落ち着きたまえよ、と。

韓国籍の人はともかく、北朝鮮籍(というのは実は日本では国交が無いので認められてないらしい!→詳細)の人は帰りたくてもお国がアレじゃあ…というのはあるだろう。
でもそれなら、帰れるような国になるような働きかけをしてるのだろうか?
…とんとそんな話は聞かないよね。
それどころか、避難先の日本に文句ばっかり言ってる気がする。
あ?!むしろパチンコマネーを上納して祖国暴走に協力してるか?!(笑)

ちなみに在日韓国人は、普通に暮らせる国になってると思うのになぜ帰国しないのかしら??と思うが。
帰りたくても帰れない、という人も居ると思う。
というのも、故ノムヒョン大統領が来日時にTBSのテレビ番組で言った事が韓国在住の全韓国人の偽らざる本音で、在日人の人は帰国してもかなり虐められたりするので、帰り辛い、というがあるのでしょう…。

ノムたん曰く、
『異国で国籍を死守することがいいとは思わない、同胞にはその社会で貢献して欲しい。
韓国戦争から逃げた連中が、祖国統一を口にするのはおかしな話だ。
日本には弾は飛んでこないだろう。僑胞にそんなことを言う資格などない。
私は僑胞の連中を信用などしていない。徴兵の義務を負わないくせに韓国人を名乗り、日本の選挙権を求める。馬鹿げていないか。
つまりは、いいとこどりではないか。
私たちが苦しい思いをしていた頃、僑胞の連中は私たちよりいい暮らしを日本でしていたのだ。僑胞は僑胞だ。韓国人ではない。』


つか、ノムたん、ぶっちゃけ過ぎだろ!(笑) …でも私が韓国人だったとしてもフツーにそー思うわ(笑)。
ま、日本人にはとやかく言える事では無いし、ご自分達で解決して?って話なんだけど。

そんな彼らの中には、日本に来た理由を、第2次世界大戦の時に強制的に連れてこられたのなんの言ってる人も居るようだけど、その話はとっくに誇張されまくってる、ってのはバレてるのだから。
例えそれが本当だったしても、現時点では誰も強制して日本に居させてる訳じゃない。
好きに国に帰れば良いし、もし日本に居たいなら他の日本に滞在する外国人同様の考え方を身につけるなり、帰化したりしたらどうよ?と思う。


とりあえず。
豪快に「北朝鮮ラブ」を打ち出したテセと、同じような境遇にある在日韓国人/朝鮮人の今後の動向を生温く見守っていきたいと思った。


 
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【2010/07/01 15:43 】 | 特ア関連(笑) | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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